【実録】親子三人葬式に呼ばれて掛かったお金 祖母に包む香典の額【田舎の常識】
先日、父方の祖母が亡くなりました。
祖母の家である父方の実家は、今でも米の専業農家で、田舎の大きなお家です。
1才の子供を連れての葬式の出席はやることが盛り沢山で、バタバタと過ごすことなりました。式では子どもがお経中に騒ぎだして冷や汗ダラダラ・・・何とか黙らせようと悪戦苦闘しました、結局連れ出しましたが。
そして葬式が終わっての食事会(お斎)に、その後のお家へ移動しての大宴会、子どもを片手で抱っこしての挨拶回りに汗だくになって動いていました。
田舎の葬式っていつも思うけど故人の話とか全然しないで男の人たちがお酒を飲むただの宴会だよね・・・女がビール持ってきてね。そんで知らないじいちゃんに絡まれるやつだよね・・・子どもいない時は子供まだかって言われて、一人目産んだら今度は二人目まだかって挨拶代わりに言われるやつ・・・わたしがどの関係の親戚がよく分かってないくせに・・・田舎マジあるあるなやつ・・・
まあそれはそれでよいとして(笑)前置きが長くなりました。
感じたのは、田舎の葬式は呼んだ方も呼ばれた方もとにかくお金がかかるということです!!
そこで夫婦(子一人)で葬式に呼ばれ、香典に包んだ額や他に必要だったお金をまとめました。平均との比較もしました。それと少しわたしの所感も書きたいと思います。
※参考までに・・・わたしたちは30代夫婦で父実家とは別居、今回の葬式を行った家とは車で30分、苗字は別です。
1 孫世代、葬式への出席で必要だったお金(節約不可能部分)
まず一般的に言われている孫の包む香典の金額は
- 未成年:親が負担
- 20代:10000円
- 30代:10,000~30,000円
- 40代以降:30,000円~50,000円
と言われているそうです。これだと葬式後の食事会(お斎)に参加するのかどうか、未婚既婚かどうかによって開きがありそうですね。
ちなみに遠方に住むわたしの姉は葬儀には出席できませんでした。そのため親に香典だけは包むように言われていて、親から指定された額は10,000円(姉:30代)です。出席しない場合は、平均の下限で良いようですね!
ではわたしたちの実際包んだお金です。
親世代から指導を受け、言われた通りのものを用意しました。
下記三つののし袋を用意しました。
- ご香典 50,000円(本来は一人30,000円、夫婦出席のため50,000円でOK)
- お明かし料 1,000円(ローソク代のこと)
- お布施(志し)1,000円(出席した人がお気持ちでお坊さんに包むお金)
※ちなみに香典に新札は使ってはいけません!
その他に孫一同で祭壇横に供えるお花を出しました。(親たちより指導あり)
- お花代 5,000円(葬式出席した孫皆で割り勘)
ということで合計57,000円となりました。
どどうしてこうなった・・!?( ゚Д゚)というくらい高額の出費になりました。
親戚関係を続け、田舎に住み続けるためには避けることはできませんので必要経費と割り切るしかないですね。
結果、葬式に包むべきお金は家庭や地域によって相場が変わるので両親や親せきに確認するのが一番ということだと思います。
2 孫世代、葬式への出席のため購入、用意したもの(節約は可能部分)
次に今回の葬式のために我が家が購入したものを紹介します。
- 夫用冠婚葬祭用 黒ネクタイ
ダイソーで100円です。ちゃんと「礼装用にもつかっていただけます」と記載のタグが付いています。素材はポリエステル100%。これで十分です。
夫は礼服を持っていませんのでこのネクタイに普段仕事でも使っている黒いビジネススーツ(柄なし)、無地の白ワイシャツを合わせ参列しましたが、問題はありませんでしたよ。
「礼服とビジネススーツの黒は濃さが違う!親戚にとがめられるぞー!」なんてきっとスーツ屋の陰謀です。
今回スーツ着用の夫と礼服での参列者の上着の黒色の違いが分かるか実際に式中に目を凝らして見比べましたが、わたしにも分かりません。分からん分からん!
若者は、親戚に礼服ではないことをとがめられるのでは!?と心配するはありません!咎めるような年齢の方々にはきっと色の違いは分からないですから(失礼) 次!
- 黒い半ズボン
こちら一歳の子供の為にイオンで購入しました、お値段380円。
子どもの冠婚葬祭用の服もイオンにも売っていましたが高いですし、元から持っている白い半そでポロシャツと白い靴下、購入した黒い半ズボンでそれっぽく仕上げました。
ネットで調べたところによると黒色や白色が望ましいが控えめな色味であれば失礼にあたらないそうです。
購入したものは合計で480円でした。これは安く抑えられました。
3 葬式のお金小話 (葬式は300万円掛かる!?)
今回の祖母のお葬式では300万円くらいかかっているそうです。
戒名料だけで数十万ですものね。
内訳は詳しくは分かりませんが、わたしが驚いた高額費用を書きたいと思います。
今回の葬式が行われたのは祖母の死亡から4日後です。葬式までの時間が長くなるので、その間遺体をキレイに保存できるように防腐剤を注射するサービスを葬儀屋に頼み、その費用だけで18万円掛かるそうです。なぜ死亡した日から葬式まで間隔が空いてしまったかというと、友引に葬式を行うのは縁起が悪いとされていてその日を避けたためです。(友引とは大安・仏滅などの歴の一つ)
これだけで18万円ですよ!友引避けるために18万円!!すごいです。
このように田舎の葬式は近所親戚巻き込んでのビックイベントでした。
今回の葬式が終わり父に
「お父さんの葬式の時は坊さんレンタルとかどうかな!戒名料2万円だって!」と言ってみたところ
「アホかっ 墓がある寺の坊さんたちにお願いしなきゃに決まってるだろ!」と怒られました。葬式の前に墓問題か…
参考:
思ったことは、わたしたち世代が親を見送る時の葬式は親世代の意識が変わることがなければ、現状のド派手なビックイベント形式を続けるしかないのかも。
残された人は故人が望む葬式をしてあげたいと思うものだから。慣習とか大好きだし田舎って。
でもお金なくてレンタル坊さん呼んでたらごめん、父よ。
親が二人存命だったら単純計算で葬式代600万円いるから覚悟しとけ!(田舎基準 わたし調べ)
以上、田舎のビックイベント葬式のお金の話でした。
お読みいただきありがとうございました。